2013年2月26日火曜日

◆バックアップセットの内容を確認する


RESTORE HEADERONLY FROM DISK = 'C:\バックアップファイル.bak'

RESTORE HEADERONLY (Transact-SQL)

列名

SQL Server バックアップ セットの場合の説明

BackupName

バックアップ セット名。

BackupDescription

バックアップ セットの説明。

BackupType

バックアップの種類。

1 = データベース

2 = トランザクション ログ

4 = ファイル

5 = データベースの差分

6 = ファイルの差分

7 = 部分

8 = 部分的な差分

ExpirationDate

バックアップ セットの失効日。

Compressed

ソフトウェア ベースの圧縮によりバックアップ セットが圧縮されているかどうか。

0 = いいえ

1 = はい

Position

ボリューム内でのバックアップ セットの位置 (FILE = のオプションで使用)。

DeviceType

バックアップ操作で使用するデバイスに対応する値。

ディスク:

2 = 論理

102 = 物理

テープ:

5 = 論理

105 = 物理

仮想デバイス:

7 = 論理

107 = 物理

論理デバイス名とデバイス番号は、sys.backup_devices で確認できます。詳細については、「sys.backup_devices (Transact-SQL)」を参照してください。

UserName

バックアップ操作を実行したユーザーの名前。

ServerName

バックアップ セットを作成したサーバーの名前。

DatabaseName

バックアップの作成元であるデータベースの名前。

DatabaseVersion

バックアップの作成元であるデータベースのバージョン。

DatabaseCreationDate

データベースが作成された日時。

BackupSize

バックアップのサイズ (バイト単位)。

FirstLSN

バックアップ セット内にある先頭のログ レコードのログ シーケンス番号。

LastLSN

バックアップ セットの次のログ レコードのログ シーケンス番号。

CheckpointLSN

バックアップが作成された時点における最新チェックポイントのログ シーケンス番号。

DatabaseBackupLSN

データベース全体の最新バックアップのログ シーケンス番号。

DatabaseBackupLSN は、バックアップの開始時に発生した "チェックポイントの先頭" を表します。 データベースがアイドル状態で、レプリケーションが構成されていないときにバックアップが実行された場合、このログ シーケンス番号は FirstLSN と同じになります。

BackupStartDate

バックアップ操作が開始した日時。

BackupFinishDate

バックアップ操作が終了した日時。

SortOrder

サーバーの並べ替え順。 この列はデータベース バックアップのみで有効です。 これは旧バージョンとの互換性のために用意されています。

CodePage

サーバーが使用するサーバー コード ページまたは文字セット。

UnicodeLocaleId

Unicode 文字データの並べ替えに使用する、サーバー Unicode ロケール ID 構成オプション。 これは旧バージョンとの互換性のために用意されています。

UnicodeComparisonStyle

Unicode データの並べ替えに詳細な設定を追加できる、サーバー Unicode 比較スタイル構成オプション。 これは旧バージョンとの互換性のために用意されています。

CompatibilityLevel

バックアップの作成元であるデータベースの互換性レベル設定。

SoftwareVendorId

ソフトウェア ベンダーの識別番号。 SQL Server の場合、この値は 4608 (16 進数では 0x1200) です。

SoftwareVersionMajor

バックアップ セットを作成したサーバーのメジャー バージョン番号。

SoftwareVersionMinor

バックアップ セットを作成したサーバーのマイナー バージョン番号。

SoftwareVersionBuild

バックアップ セットを作成したサーバーのビルド番号。

MachineName

バックアップ操作を実行したコンピューターの名前。

Flags

フラグの各ビットが 1 に設定された場合、フラグによって表される 10 進数の意味は次のとおりです。

1 = 一括ログ記録操作を含むログ バッグアップ。

2 = スナップショット バックアップ。

4 = バックアップ時データベースが読み取り専用。

8 = バックアップ時データベースがシングル ユーザー モード。

16 = バックアップ チェックサムを含むバックアップ。

32 = データベースがバックアップ時に損傷したが、エラーに関係なくバックアップ操作の続行が要求された。

64 = ログ末尾のバックアップ。

128 = 不完全なメタデータでのログ末尾のバックアップ。

256 = NORECOVERY でのログ末尾のバックアップ。

重要な注意事項 重要

Flags ではなく、下に示す HasBulkLoggedData から IsCopyOnly までのブール値をとる各列の使用をお勧めします。

BindingID

データベースに割り当てられたバインド ID。 これは sys.database_recovery_statusdatabase_guid に対応します。 データベースが復元されると、新しい値が割り当てられます。 下の FamilyGUID も参照してください。

RecoveryForkID

最後の復旧分岐の ID。 この列は、backupset テーブル内の last_recovery_fork_guid に対応します。

データのバックアップでは、RecoveryForkIDFirstRecoveryForkID と同じです。

Collation

データベースで使用されている照合順序。

FamilyGUID

元のデータベースに関する作成時の ID。 この値は、データベースが復元されても変わりません。

HasBulkLoggedData

1 = 一括ログ記録操作を含むログ バッグアップ。

IsSnapshot

1 = スナップショット バックアップ。

IsReadOnly

1 = バックアップ時、データベースが読み取り専用。

IsSingleUser

1 = バックアップ時、データベースがシングル ユーザー モード。

HasBackupChecksums

1 = バックアップ チェックサムを含むバックアップ。

IsDamaged

1 = データベースがバックアップ時に損傷したが、エラーに関係なくバックアップ操作の続行が要求された。

BeginsLogChain

1 = 連鎖的なログ バックアップの先頭。 データベースが作成された後、または単純復旧モデルが完全復旧モデルや一括ログ復旧モデルに切り替わった後、最初に行われるログ バックアップを先頭にして、ログ チェーンが形成されます。

HasIncompleteMetaData

1 = 不完全なメタデータを使用したログ末尾のバックアップ。

不完全なバックアップ メタデータを使用したログ末尾のバックアップについては、「ログ末尾のバックアップ (SQL Server)」を参照してください。

IsForceOffline

1 = NORECOVERY を使用したバックアップ。データベースはバックアップによってオフラインになりました。

IsCopyOnly

1 = コピーのみのバックアップ。

コピーのみのバックアップを行っても、データベースの全体的なバックアップと復元の手順に影響はありません。 詳細については、「コピーのみのバックアップ (SQL Server)」を参照してください。

FirstRecoveryForkID

最初の復旧分岐の ID。 この列は、backupset テーブルの first_recovery_fork_guid に対応します。

データのバックアップでは、FirstRecoveryForkIDRecoveryForkID と同じです。

ForkPointLSN

FirstRecoveryForkIDRecoveryForkID と同じでない場合の、分岐ポイントのログ シーケンス番号。 これらが同じである場合、この値は NULL になります。

RecoveryModel

データベースの復旧モデル。次のいずれかになります。

FULL

BULK-LOGGED

SIMPLE

DifferentialBaseLSN

シングル ベースの差分バックアップの場合、差分ベースの FirstLSN と同じ値になります。DifferentialBaseLSN 以上のログ シーケンス番号の変更は差分に取り込まれます。

マルチ ベースの差分バックアップの場合、この値は NULL です。ベース ログ シーケンス番号はファイル レベルで決定される必要があります。 詳細については、「RESTORE FILELISTONLY (Transact-SQL)」を参照してください。

差分バックアップ以外の種類のバックアップの場合は常に NULL。

詳細については、「差分バックアップ (SQL Server)」を参照してください。

DifferentialBaseGUID

シングル ベースの差分バックアップの場合は、差分ベースの一意識別子。

マルチ ベースの差分バックアップの場合は、NULL。差分のベースはファイルごとに決定する必要があります。

差分バックアップ以外のバックアップの場合は NULL。

BackupTypeDescription

バックアップの種類を表す文字列。次のいずれかになります。

DATABASE

TRANSACTION LOG

FILE OR FILEGROUP

DATABASE DIFFERENTIAL

FILE DIFFERENTIAL PARTIAL

PARTIAL DIFFERENTIAL

BackupSetGUID

メディア上のバックアップ セットを識別する、バックアップ セットの一意識別番号。

CompressedBackupSize

バックアップ セットのバイト数。 圧縮されていないバックアップの場合、この値は BackupSize と同じです。

圧縮比率を計算するには、CompressedBackupSizeBackupSize を使用します。

この値は、msdb のアップグレード中に、BackupSize 列の値に一致するように設定されます。

containment

データベースの包含状態を示します。

0 = データベースの包含がオフ

1 = データベースは部分的な包含

注意

バックアップ セットにパスワードが定義されている場合、RESTORE HEADERONLY によって完全な情報が返されるのは、コマンドの PASSWORD オプションと同じパスワードが指定されているバックアップ セットに対してのみです。 また保護されていないバックアップ セットについても、RESTORE HEADERONLY では完全な情報が返されます。 メディア上にある、他のパスワードで保護されているバックアップ セットについては、BackupName 列に '***Password Protected***' という文字列が設定され、他の列は NULL になります