Integration Servicesとは
SQL Server Integration Services(SSIS:データ統合サービス)は、SQL Server の標準機能として搭載されている、データの「コピー」や「変換」などが行える "データ転送ツール"。
Integration Services によるデータ転送・変換の例
Integration Services を利用すると、次のようなさまざまなデータ転送が行える。
- 2 台の SQL Server の間でデータのコピーや変換を行う
- Excel データを SQL Server へ取り込む
- データを変換して転送する
- Access データベースを SQL Server へ取り込む
- Oracle データベースを SQL Server へ取り込む
- SQL Server のデータを Oracle へコピー/変換する
- SQL Server のデータをカンマ区切りのテキスト ファイルへ書き出す(エクスポートする)
- Oracle データベースを Excel ファイルへコピーする(SQL Server とは関係のないところでのデータ転送も可能)
インポート/エクスポート ウィザードと SSIS デザイナー
Integration Services(SSIS)には、「SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザード」(以下、インポート/エクスポート ウィザード)と「SSIS デザイナー」という 2つの機能がある。
インポート/エクスポート ウィザード
インポート/エクスポート ウィザードは、[スタート]メニューや SQL Server Management Studio から起動できるツールで、ウィザード形式(対話形式)で指定された項目を入力、選択するだけで簡単にデータの転送(コピー)を行うことができる。
使い方の詳細は後述。
SSIS デザイナー
SSIS デザイナーは、中・上級者向けのツールで、SQL Server Data Tools(以前のバージョンの Business Intelligence Development Studio)の Integration Services プロジェクトから利用する。インポート/エクスポート ウィザードでは、単純なデータ転送しか行えませんが、SSIS デザイナーを利用すれば、データの転送に加えて、複雑な変換処理を追加したり、転送の前後に行いたい処理(FTP によるファイル取得やメール送信、SQL の実行など)を追加したりすることが可能。
使い方の詳細は後述。
Integration Services のインストール
Integration Services のすべての機能を利用するには、SQL Server 2012 のインストール時の[機能の選択]画面で次のコンポーネントを選択。
サンプル スクリプト
この自習書を試すには、サンプル スクリプトをダウンロードしておく必要があります。サンプル スクリプトには、各 STEP のインポートの実習で使用するファイル(CSV ファイルや SQL スクリプト)が含まれています。http://go.microsoft.com/?linkid=9818286
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