2013年3月7日木曜日

◆グラフ作成の基本

グラフ ウィザードでグラフを作成する
グラフ ウィザードでグラフを作成する

次のような「区分ごと・年ごとの受注金額の合計」を表示するグラフ レポートを作成してみる。グラフは、「グラフ ウィザード」を利用して簡単に作成できる。
image

グラフ ウィザードの開始
  1. レポートビルダーを起動
  2. [作業の開始]ページが表示されたら、[新しいレポート]の[グラフ ウィザード]をクリック
    image
  3. [データセットの選択]ページでは、前の Step で作成した共有データセット(ds_受注クエリ)が表示されるので、これを選択して、[次へ]ボタンをクリック(表示されていない場合は「参照」ボタンをクリックして選択する)
    image
  4. [グラフの種類の選択]ページでは、[縦棒]を選択して、[次へ]ボタンをクリック
    image
  5. [グラフのフィールドの配置]ページでは、[使用できるフィールド]から、次のように「年」を[系列]、「受注金額」を[Σ 値]、「区分名」を[カテゴリ]へドラッグ&ドロップ
    image
  6. [スタイルの選択]ページでは、任意のスタイル(オーシャンなど)を選択して、[完了]ボタンをクリック
    image
  7. これにより、「デザイン」画面上にウィザードによって作成された棒グラフが配置されていることを確認できる
    image
  8. リボンの[実行]ボタンをクリックして、プレビュー画面を表示し、実行結果を確認
    image
グラフの大きさ変更と移動
グラフの大きさを変更する

グラフの大きさを変更したい場合は、次のようにグラフを選択するとサイズ変更枠が表示されるので、変更したい場所を選択してドラッグ&ドロップする。
image

グラフを移動する

グラフを移動したい場合は、グラフを選択した際に表示される左上の[移動]ボタンを選択して、ドラッグ&ドロップを行うと、任意の場所へ移動することができる。
image

グラフのスタイルを変更して見栄えを良くする
グラフのスタイルを変更する

グラフ ウィザードの[スタイルの選択]ページでは、あらかじめ用意されたグラフのスタイル(グラフの見栄え)が 6種類提供されている。

これらは新規作成時のウィザードで指定することができるが、後から変更する方法は見当たらなかった。(別途色指定とかは出来るのでまぁ良いかな)
image

グラフの種類を変更する

グラフの種類を変更したい場合は、次のようにグラフの背景を右クリックして、表示されるメニューの[グラフの種類の変更]をクリックする。

image

[グラフの種類を選択]ダイアログでは、次のようにグラフの種類が表示される。

image

縦軸の書式の設定

前の Step で作成したグラフ(商品区分/年度ごとの受注金額合計の棒グラフ)の「縦軸」の書式を、次のように通貨形式へ変更してみる。

image

  1. 縦軸の書式を変更するには、Tablix のセルに対して書式を設定したときと同様、書式を設定したい項目(今回は縦棒)をクリックして、リボンの[$]ボタンをクリックする(詳細な書式を設定する場合は、右クリックして「縦軸のプロパティ」を表示させて設定する)
    image
  2. [実行]ボタンをクリックしてプレビューを表示し、結果を確認
    image
2Y軸グラフの作成

ここまで作成したグラフは、商品区分/年度ごとの「受注金額」の合計を表示するものでしたが、次に、このグラフへ「数量」データを追加し(第2軸として追加し)、商品区分/年度ごとの受注数量の合計も同じグラフ内へ表示するようにしてみましょう。
image

2Y軸グラフの作成
  1. グラフ レポートへ受注数量の合計を追加するには、次のように「グラフ データ」ペインで[Σ 値]の[+]ボタンをクリックして「数量」フィールドを選択する
    image
  2. これにより、「グラフ データ」ペインの[Σ 値]に「数量」フィールドが追加され、グラフに「数量」を表す棒グラフが追加される
    image
  3. 次に、受注数量と受注金額の合計とを区別しやすくするために、受注数量のグラフの種類を「折れ線」へ変更する。グラフの種類を変更するには、次のように「数量」フィールドの[▼]をクリックして、[グラフの種類の変更]をクリック
    image
    これにより、[グラフの種類を選択]ダイアログが表示されて、変更可能なグラフの種類が表示される。折れ線グラフへ変更するには、[線]をクリックして、その中の任意のグラフを選択。今回は[マーカー付き平滑線]を選択して、[OK]ボタンをクリック。
  4. これにより、次のように受注数量データ用のグラフが変更される
    image
縦軸の追加(2Y軸グラフの作成)

受注金額と受注数量の合計では、データの大きさ(単位)が大きく異なるので(金額は円単位で100万円台、数量は個数単位で1,000個台のデータで、1000倍近くの差があるので)、同じ縦軸(Y軸)で表示しようとすると、数量は非常に小さい値として扱われてしまう(ゼロ付近を推移してしまいます)。そこで、数量のために、2 つ目の縦軸(2 つ目のY軸=第2軸(セカンダリ軸))を追加して、2Y軸グラフへ変更してみる。

  1. 数量のために「縦軸」を追加するには、次のように「数量」フィールドの[▼]をクリックして、[系列のプロパティ]をクリック
    image
    [系列のプロパティ]ダイアログが表示されたら、[軸とグラフ領域]ページを開く。第2軸(セカンダリ軸)へ変更するには、[縦軸]で「セカンダリ」を選択して、[OK]ボタンをクリック。
  2. これにより、グラフに数量用の第2軸が右側に追加されていることを確認できる
    image
  3. プレビューを表示して、ここまでの結果を確認する
    image
    このように 2Y 軸グラフを作成すると、単位の異なる集計値を同じグラフ内で表示できるようになるので、大変便利です。
凡例の追加

次に、受注金額と数量を別々の凡例に分けてみる

  1. 凡例を追加するには、次のようにグラフ領域の任意の場所を右クリックして、[新しい凡例の追加]をクリック
    image
  2. 次に、「数量」データの凡例を、新しく追加した凡例へ移動するために、次のように「数量」フィールドの[▼]をクリックして、[系列のプロパティ]をクリック
    image
    [系列のプロパティ]ダイアログが表示されたら、[凡例]ページを開きます。新しく追加した凡例には、「Legend1」という名前が自動的に設定されているので、[凡例に表示]でこれを選択して、[OK]ボタンをクリックする。
  3. これにより、数量データの凡例が、追加した凡例へ移動されたことを確認できる
    image
  4. 次に、凡例をグラフのタイトルの下へ移動してみる。まずは、数量の凡例を右クリックして、[凡例のプロパティ]をクリック
    image
  5. [凡例のプロパティ]ダイアログが表示されたら、[凡例の位置]で上部真ん中をクリックして、[OK]
    image
  6. 続いて、受注金額の凡例についても同様の操作を行う
  7. これにより、次のようにそれぞれの凡例の位置が変更される
    image
  8. プレビュー表示をして、結果を確認してみる
    image
グラフのタイトルと軸のタイトルの設定
グラフのタイトルと軸のタイトルの設定

image

  1. グラフのタイトルを設定するには、「グラフのタイトル」を選択してクリック
    image
    これにより、文字が入力できるようになるので、任意のタイトル(商品売上など)へ置き換える。
  2. 「横軸」のタイトルを設定するには、「横軸」の「軸のタイトル」を選択してクリックし、任意のタイトル(区分名など)へ変更する
    image
  3. 同様にして、「縦軸」の「軸のタイトル」も任意のタイトル(「受注金額」や「数量」など)へ変更しておく
    image
タイトルの削除
  1. 横軸のタイトルを削除する場合は、次のように軸のタイトルを右クリックして、[軸のタイトルの表示]をクリックし、チェックを外す
    image

 

最後に、作成したレポートを保存しておきましょう。レポート ビルダー メニューから[名前を付けて保存]をクリックして、任意の名前を付けて保存する。

0 件のコメント:

コメントを投稿